フリースタイルダンジョンを毎週見ている、そこのアナタ、TK da 黒縁を知っていますか?
3代目モンスターを決定するトーナメント戦で優勝し、その座をGETしたラッパーです。
今回はそんなTK da 黒縁について紹介していきます。
目次
TK da 黒縁とは?ラップの特徴は?
TK da 黒縁は埼玉県春日部市レペゼンで、2012 THE 罵倒 GRAND CHAMPIONSHIP 優勝、2013 UMB埼玉代表であり、フリースタイルダンジョン3代目のモンスターを務める実力派のMCです。
TKはインタビューで名前の由来を語っています。
最初は<TK>という名前でやって。でも当時、黒縁メガネをかけながらラップやっている人はいなかったんです。怖い人や、ヤンキーばかりで。馬鹿にされたりもしましたよ、「黒縁メガネかけながらラップしやがって」みたいな。でも僕は「同じ人間なんだから、言いたい事は共通にあるじゃん」と思っていて。
あと、同じ<TK>というラッパーが関西にいると聞いていたので、「自分は黒縁メガネをかけて、言いたい事を言いたくてラップやってんだ>という事で<TKda黒ぶち>と付けました。ニューヨークのラッパーで名前の真ん中に<da>を付ける人がいたので、それへの憧れもありました。–Music Voiceインタビュー 引用
ニューヨークのラッパーに憧れていたTKは、2010年に大学卒業と同時に、ニューヨークのアパートを借りて、一ヶ月間生活をしました。
その留学生活で、ニューヨークで本場のHIPHOPカルチャーを体験して、自身の音楽性に生かしたようです
また、翌年の2011年の東日本大震災を体験し、「当たり前の大切さ」をラップにしようと、自身のスタイルを確立したようです。
主なバトルの戦績
TK da 黒縁は、第三回戦極MCバトル優勝、2012 THE 罵倒 GRAND CHAMPIONSHIP 優勝の戦績を持ち、3代目モンスターとしても活躍するMCです。
TKのバトルスタイルは、相手との対話を重視する姿勢で、熱いバイブスと高速フロウながらも聞き取りやすいラップで、戦うスタイルです。
テクニカルなスキルを出しながらも、即興性が高い内容で勝負できる、トップオブザヘッド(完全即興)型のMCですね。
TKは昔のバチバチにディスり合うバトルスタイルから、瞬間のアートとしてスキルでかつスタイルに変えたようです。
以前は、勝ち負けにこだわって、つらい時期もあったようですが、今ではよりバトルを楽しんでいるみたいですね。
ベストバウト
TK da 黒縁は対話型で即興性を重視しているので、爆発力と熱量があり、数多くのベストバウトを残しています。
今回は、その中か特に好きな2つを紹介します。
罵倒2012 vs輪入道
フリースタイルダンジョン好きなら、このマッチアップは知っていると思いますが、
過去にも彼らの対戦は行われていました。
16×3小節という長丁場でも1小節も無駄のない両者の熱い語り合いは、
ディスり合うという次元を超えた、熱い対話を感じます。
UMB 2013 スペシャルマッチ vsR指定
エキシビジョンマッチとして行われた、この一戦では、両者のスタイルがぶつかり、スキルフルな試合になります。
特に延長線のビートで、4小節目の最後にDJが音抜きをするのですが、そこに合わせる二人のスキルは、最高級です。
結果は再々延長の末にR指定が勝利しましたが、司会の晋平太も頭を抱えるほどの接戦でした。
TK da 黒縁の楽曲は?
TKはバトルのイメージが強いですが、音源もイケています。
“FiREE” Music by STUTS
MPCプレイヤーでトラックメイカーのSTUTSビートの楽曲です。
STUTSのハイテンポで心地いいビートに、爽やかなロック調のTKのラップがマッチしている曲です。
“Dream” Music by MURO
レジェンドDJであるMUROとの楽曲です。
爽快感があるビートに、TKの真っ直ぐなラップと、PVの映像が映える一曲です。
数々の大物トラックメイカーとタッグを組んでるTKは、DJからの評価も高いんでしょうね。
まとめ
TK da 黒縁は、バトルのみならず音源でもインパクトを残しているラッパーです。
3代目モンスターに就任したので、今後の活躍次第では、さらなるステップアップも期待できますね。