アナタはどんなバトルMCが好きですか?
大きくは、ライム派かフロウ派に分かれると思います。
今回は、その中でもライムに特化したラッパーを紹介したいと思います。
自分の好きなラッパーが入っているか楽しみながら見てくれると嬉しいです。
SAM(サム)

栃木出身の実力派ラッパーSAM(サム)の押韻は凄いですね。
オリジナリティがありつつ長い韻を踏むスタイルに加えて、最近では、相手の言ったことに対して当意即妙に落語のようなトンチの効いたアンサーを返すようになりました。
戦極19/20章で優勝して乗りに乗っているラッパーなので、2020年はビッグタイトルを掴んでくれるのではないでしょうか。
韻マン

すでに名前に【韻】が入っていますが、その名に恥じないスキルを持ち合わせているのが韻マンです。
本人すらも「会話にならない」と言っているようにバトルではありながらも、相手との対話よりも自分の踏みたい韻を踏むことに徹底しているのは、清々しいですよね。
さらに【語感踏み】という、音を合わせるのではなく、語感だけで韻を踏むというスタイルを確立したのも、凄いですね。
本人は遊びのつもりでバトルに出ているようですが、UMB・KOKなどのステージで見てみたいです。
Authority(アウソリティー)

青森県出身で、UMB2019王者であるAuthority(アウソリティー)も最強ライマーのうちの一人です。
4・8章節の後ろで韻を踏むというオーソドックスなスタイルではありますが、独自のワードセンスと韻までのバースの構成力が、ずば抜けているので、この強さを誇っているのでしょう。
UMB優勝、KOK準優勝と、最も勢いがあるラッパーなので、2020のバトルシーンを荒らしてくれること間違いなしですね。
晋平太(しんぺいた)

Mr.フリースタイラーでレジェンドMCの晋平太も忘れてはいけませんね。
一時期は、叩かれたこともありましたが、フリースタイルダンジョン完全制覇や、ADRENALINE2019でのR指定との試合を見ると、最強のMCであることは異論がないでしょう。
相手の言ったワードに対して、数多くの韻を重ねていくスキルは一番だと考えます。
現在はバトルを引退すると宣言しましたが、いつの日かステージの上で晋平太を見られる日を待っています。
R指定(あーるしてい)

UMB3連覇・現在のフリースタイルダンジョンラスボスで、史上最強のフリースタイラーR指定も最強ライマーですよね。
全ての能力が高すぎるので、突出したようには感じられませんが、押韻スキルもトップレベルです。
長年サイファーで培った豊富なボキャブラリーが図書館のように脳に入っていて、その引き出しから最適なワードをチョイスしているように感じられます。
今後、R指定を超えるフリースタイラーが出てくるのかどうか、がHIPHOPシーンの課題の一つでしょう。
まとめ: ライマーそれぞれに個性があるので、自分が考える最強ラッパーを考えてみては?
今回紹介したラッパー達はライムだけでなく、基礎的なラップスキルを備えた上で韻にこだわっています。
また、一口にライマーと言っても、それぞれで確立したスタイルがあるので、好きなラッパーを見つけてみてはいかがでしょうか。