MCバトルやフリースタイルダンジョンが好きな人なら、MCニガリを知っているのでは無いでしょうか。
戦極・UMBなどの数々の全国大会でも活躍し、フリースタイルダンジョンでは、晋平太・Lick-Gに続く、3人目の完全制覇を達成して、世間にその実力を証明しました。
今回はそんなMCニガリのベストバウトや楽曲を紹介したいと思います。
目次
MCニガリ a.k.a 赤い稲妻とは?ラップの特徴は?
MCニガリ a.k.a 赤い稲妻は、1996年生まれの長野県出身で、高校生ラップ選手権6・7回連覇、UMB2016・2017 BEST4という戦績を持っているラッパーです。
第3回高校生ラップ選手権に初出場したMCニガリは、ラップ歴3ヶ月で田舎出身でおじいちゃんっ子というキャラクターもあり、TV要員かと思われましたが、バトルが始まると人が変わったようなバイブス全開の姿で、全開大会の準優勝者であるGOMESSに勝利しました。
その後は、着々とスキルをつけて、第6・7回と連覇を達成し、T-pablowと並んで、高校生ラップ選手権を人気コンテンツにした、人物です。
そんなニガリのラップスタイルは、高校生時代は、熱いバイブスで戦う印象でしたが、最近では、センス抜群なビートアプローチと、フロウでスキルフルなラップし、相手の言った事に対する高いアンサー力・即興性もあるスタイルへと進化しています。
主なバトルの戦績
MCニガリは高校生ラップ選手権6・7回連覇、UMB2016・2017 BEST4、戦極MCバトル19章 準優勝と、多くの注目大会で好成績を残しています。
特にUMBでは、安定したクオリティを出しており、毎大会好成績を残しています。
ただし、優勝まであと一歩のところで、勝ちきれない印象があるので、いつかはチャンピオンになったニガリを見てみたいです。
また、ニガリはUMB2014予選では、地元の長野では予選大会が開催されないため、最もレベルが高い東京予選に長野の看板を背負って出場し、優勝しました。
ニガリの成果が評価されて翌年にはUMB長野予選が開催されたという、地元にプロップスを還元している、カッコよさも持っています。
ベストバウト
ニガリは調子の波が一定していおり、毎回高レベルのラップをするので、ベストバウトが多いです。
今回はその中でも特に好きな試合を紹介します。
第6回高校生ラップ選手権 vs Rude α
現在ではメジャーデビューを果たし、アベマTVの恋愛リアリティショーにも出演する人気ラッパーであるRude-α(ルードアルファ)との対戦です。
ニガリは3回目の出場となり、初のタイトルがかかる中で、バトルは思わぬ方向に進みます。
今までは相手をディスるバトルが主流だった高校生ラップ選手権で、初となる相手をリスペクトした、ピースなバトルで、両MCの人間的な魅力も出た試合でした。
UMB2014 東京予選 vs NAIKA MC
UMB東京予選は、全国で最もハイレベルとなる予選大会で、数々の実力派のMCたちが出場していました。
そんな中で、当時高校3年生だった、MCニガリは決勝まで進み、NAIKA MCとぶつかりました。
NAIKA MCは、真骨頂である熱いバイブスと対話スタイルを前面に出し、「大人は怖ぇぞ」と凄みます。
それに対してニガリは、
「確かに大人は怖ぇ、だが、恐れをしらねぇガキが一番怖ぇ」
と完璧アンサーを決めて、勝利しました。
MCニガリ a.k.a 赤い稲妻の楽曲は?
ニガリは数多くの楽曲をYouTubeにアップしています。
そんなニガリの楽曲を紹介します。
こんばんは
ドリーミーなビートに、当時高校生の荒削りなリリックが、合っている曲です。
HOOKの「田舎の街から、こんばんは」というフレーズが耳に残りますね。
GET UP
シンプルなビートに、ニガリのラップが映える一曲です。
ニガリは声がかっこいいので、楽曲もいいですね。
また、2つの曲を聴き比べると、ニガリのラップスキルの進化も感じます。
ブラックサンダーのCMをしていた!?
ニガリはチョコレート食品の「ブラックサンダー」のCMにラップで出ていました。
最近では、R指定やDOTAMAなど、企業のCMにラッパーが出ることも珍しくはありませんが、初回公開の2016年当時で、有名商品の広告に出るのは稀だったと思います。
内容も、非リア代表のMCニガリが、リア充相手にラップバトルを展開するという、ユニークなものになっていたので、YouTube等でもバズりました。
まとめ
MCニガリは高校生ラップ選手権のブームの火付け役で、現役でも活躍するMCです。
知名度と人気はあるので、残すはUMB・KOKなど全国大会のタイトルだけですね。
フリースタイルダンジョンを完全制覇しており、可能性は十分なので、頑張って欲しいです。