MCバトルが好きな、アナタ、ラッパーのじょうを知っていますか?
第10回高校生ラップ選手権のオールスター戦で、優勝候補だったT-pablowを倒して、チャンピオンになりました。
今回はそんなじょうを紹介したいと思います。
じょうとは?ラップの特徴は?
じょうは、1996年大阪生まれで、第10回高校生ラップ選手権のオールスター戦優勝の実績を持つ、実力派のラッパーです。
1996年生まれの同世代には、MCニガリ、Rude-α、かしわ、などがおり、フリースタイルダンジョンや戦極MCバトルの団体戦に出場しているので、親交が深い世代のようです。
また、じょうは中学2年生の時に、いじめにあった経験があり、辛く学校にも行きたくない時期が続いていたそうです。
そんな時に救ってくれたのが、ZEEBRA、K DUB SHINE、DJ OASISからなる「キングギドラ」の音楽だったようで、「いじめている奴らをラップで見返す!」という強い気持ちを持って、ラップを始めました。
そこからは、サイファーに通って、メキメキと力をつけて、第6回高校生ラップ選手権に出場します。
本大会では、大きなインパクトを残せませんでしたが、その後の第10回高校生ラップ選手権で優勝して、一躍、人気ラッパーになりました。
じょうのラップは4小節と8小節目に硬い韻を落とすと言うある意味、スタンダードなラップスタイルですが、そのスタイルを完璧までに極めたといっても過言ではないでしょう。
押印のクオリティーが高いため、会場が盛り上がり、じょうのペースになることが多いです。
主なバトルの戦績
・第10回高校生ラップ選手権 オールスター戦 優勝
・KOK 2016 BEST16
・戦極バトル第19章:準優勝
といった戦績を残しています。
やはり、第10回高校生ラップ選手権のインパクトが大きいです。
正直、開催前には、T-pablow、MCニガリ、Lick-G、あたりが優勝候補だろうと、考える人が多く、まさか、じょうが優勝するとは、と思った人も多いでしょう。
しかし、本大会では、完璧とも言えるライミングで会場をロックして、度重なる延長線でもバテないスタミナをみせつけて優勝しました。
実力さえあれば、大舞台でも活躍することができるのだと、若手ラッパーに証明できたことが、素晴らしいことだと思います。
ベストバウト
じょうは、いい意味でリスペクトなしのディスを吐けるので、バチバチの試合が多いです。
そんな、じょうのベストバウトを紹介します。
第10回高校生ラップ選手権 vs T-pablow
じょうが全国的なラッパーになった大会の決勝戦です。
当時すでにフリースタイルダンジョン初代モンスターとして活躍していた、優勝候補筆頭のT-pablow(ティーパブロ)との対戦です。
ビートはEminemの「Lose Yourself」
T-pablow(ティーパブロ)は
「エミネム、もしくは出来レース、だったとしても、俺にしか出来ねぇ」
と即興で固い韻を踏みながらも会場を盛り上げます。
対する、じょうは
「お前はどの曲でも音源ダサい、川崎ゴミクズ、しょんべん垂らし」
とドギツイディスを吐き、会場を沸かせました。
結果は、じょうの勝利で優勝。
戦極鉄人 vs Core-boy
Core-boyとの高校生ラップ選手権優勝同士の対戦です。
両者ともに押韻に定評があるので、踏み合いになりました。
Core-boyは、
「俺がそうだぜエゴサーチマン、You can’t do it 、 Mellow Akira」
と長くて固い韻を落とします。
対するじょうは、
「はい Lick-G 、Mellow Akira、はいはい、Core-boy、尻舐めろやガキが」
と相手の韻を返しながらも、強烈なディスをして勝利しました。
じょうの楽曲
じょうは、「DJゆの」と、NA3TY(ナスティー)というクルーを組んでいます。
楽曲は一風変わったものが多いので、ぜひチェックしてみて下さい。
愛唄 aka ストーカーの唄
怪しげなビートの上で、怪しげな内容を歌っている曲です(笑)
PVもストーカーそのもので、怖い感じになっています。
沈黙を誇れ
PVに数多くの若手ラッパーが出演しております。
独特のビートにじょうの独特の歌詞が映える一曲です。
まとめ
じょうは、いじめられっ子の過去をHIPHOPで変えた、ラッパーです。
NA3TY(ナスティー)の楽曲はオリジナル性が高いので、R指定のCreepy Nuts(クリーピーナッツ)のようになってほしいですね。