MCバトルが好きなアナタは、どのMCが一番強いと思いますか?
今までは、ライムやフロウに特化して最強MCを考えきましたが、今回は、対話重視のディベートタイプのMCを紹介していきます。
自分だったらこのMCは外せないけどなぁ、という感覚で見ていただければ嬉しいです。
DOTAMA(ドタマ)

フリースタイルダンジョン初代モンスターとして活躍し、UMB2017で悲願の優勝を果たしたDOTAMA(ドタマ)が真っ先に思いつきました。
独自の感性で相手の核心を突くようなディスは、DOTAMAならではですよね。
さらに、相手の矛盾点や観客が思っていたモヤモヤをズバッとラップにする事が、会場を味方につける技なのではないでしょうか。
フリースタイルダンジョンでは参謀役としてチームに貢献していたようなので、対戦するMCを研究する事前準備の徹底も強さの秘訣なのでしょう。
NAIKA MC(ナイカエムシー)

群馬出身で北関東をレペゼンし、UMB2016で優勝したNAIKA MC(ナイカエムシー)の対話力も凄いですね。
対話重視のMCとして始めてUMBのタイトルを獲得したことで、ディベートスタイルをバトルシーンに認めさせた立役者でもあります。
「おしゃべりクソ野郎」と言われるほど、ラップと言うよりも対話でバトルする姿勢が強いのですが、基礎的なスキルを持っているから成り立っているため、誰でも出来るわけではありません。
ユーモアセンスと会場の雰囲気を持っていく力が長けているので、バトルにはめっぽう強い印象です。
輪入道(わにゅうどう)

千葉県出身で長渕剛を敬愛し、フリースタイルダンジョン2代目モンスターとして活躍した輪入道(わにゅうどう)も対話型のMCでしょう。
ビートアプローチや押韻もトップレベルで、ラップの基礎的な力が高いのですが、対話力も兼ね備えていますね。
ユーモアに逃げたりせずに、相手の発言を飲み込んだ上で、それを上回っていく姿勢がめちゃくちゃカッコいいです。
早口でもビートに乗れているので、ラップをしつつも内容が詰まったバースを吐けるのが輪入道の強さなのではないでしょうか。
TK da 黒縁

埼玉県春日部レペゼンで、フリースタイルダンジョン3代目モンスターとして活躍しているTK da 黒縁もランクインしました。
TKもフロウやビートアプローチが特徴的ですが、相手と対話する姿勢も持っています。
一時期は、罵り合いで勝敗がつく事に嫌気が差してバトルから遠ざかっていたようですが、無理にディスるのではなく、相手と対話した上で、スキルで勝負する道を選んで、ステージに帰ってきました。
正直、昔のTKの方が強いんじゃねぇ?と思う気持ちもありますが、このスタイルがしっくり来ているみたいなので、フリースタイルダンジョンでのさらなる活躍を期待しています。
崇勲(すうくん)

TKと同じく埼玉県春日部出身で、フリースタイルダンジョン2代目モンスターを努めた崇勲(すうくん)も対話型のMCですね。
崇勲のバトルは、オリジナリティが強く、誰にも真似できないスタイルでしょう。
本人の経験に基づいたリリックや、崇勲自身の人間性が溢れているラップはユーモラスで、爆発したときは、呂布カルマやR指定を凌駕するほど、会場を味方につけます。
面白さが目立っていますが、ラップスキルも高いから成り立っているのでしょう。
まとめ:対話重視のMCはベテランばっか(笑)、若手の台頭を望む
思いついたMCを列挙していったら見事にベテランMCかつフリースタイルダンジョンモンスターばかりになってしまいました(笑)
若手MCでは到達できないほどの壁があるとでの言うのでしょうか?
自分のスタイルを確立した若手ラッパーの台頭が期待されますね。