フリースタイルダンジョンが好きな、そこのアナタ、Lick-G(リックジー)を知っていますか?
Lick-G(リックジー)は晋平太に続いて2人目となるフリースタイルダンジョン完全制覇を達成した若手ラッパーです。
現在はMCバトルを引退してしまいましたが、現在も続けていれば、現役最強クラスで、フリースタイルダンジョンのモンスター候補だったのではないでしょうか。
今回はそんなLick-G(リックジー)について紹介します。
目次
Lick-G(リックジー)とは?
Lick-G(リックジー)は、1999年生まれ神奈川県逗子出身で、第9回高校生ラップ選手権準優勝、フリースタイルダンジョン完全制覇の戦績を持つラッパーです。
Lick-Gがラップにハマったキッカケは、中学生の時に動画共有サイトで日本語ラップを好きになり、イギリス人の父親の仕事の影響で、洋楽HIPHOPのCDが大量にあり、どんどんラップにのめり込んでいったようです。
はじめはネット上でフリースタイルをしていたLick-Gは、中学2年生頃には、横浜や横須賀のサイファーに顔を出すようになり、メキメキとスキルを付けていきました。
その後、最年少でのKOK出場で、呂布カルマと2度に渡る延長線を含む熱戦を繰り広げるほどにまで成長しました。
Lick-G(リックジー)は2017年1月のKOK後に、大きなバトルイベントには参加しないという引退宣言をしました。
MCバトル自体は自身の名前を売るためのプロモーション行為で、今後は音源制作に力を入れていくようです。
少し寂しい気もしますが、Lick-Gは音源もイケているので、今後の活躍にも期待ですね。
主なバトルの戦績。ラップの特徴は?
Lick-G(リックジー)は、第9回高校生ラップ選手権準優勝、戦極MCバトル第15章 BEST4、フリースタイルダンジョン完全制覇の戦績を持っています。
Lick-G(リックジー)のラップは、オリジナルで多彩なフロウと、ハイレベルなビートアプローチ、それに加えて固い韻を踏むことができる実力者です。
また、ステージングもレベルが高く、戦極MCバトルのTK戦では、4章節を全てヘッドバンギングしたり、フリースタイルダンジョンでもラップだけでなくステージ全体を使って会場を盛り上げていました。
ベストバウト
Lick-G(リックジー)は、バチバチのバトルスタイルなので、ベストバウトを量産します。
そんなLick-G(リックジー)のバトルを紹介します。
第九回高校生ラップ選手権 vs 裂固
この試合は高校生ラップ史上最高の試合だと思います。
大阪でおこなわれた大会だったため、ビートは「一網打尽」
Lick-Gは、
「結局、韻だけか、それじゃ変わらない審査員の審査結果」
「お前のラップに助け舟は来ない、決めるライム連打の百裂拳!」
数多くのパンチラインを出します。
しかし、対する裂固は、
「お前はただ、滑舌に、あくせくしているただ、wack mcつまりは、ただの、ハズレくじ、裂固、なるべくしてなる、格別に」
「もう既に保ってるモチベーション、優勝候補にノミネート、裂固 on the Microphone、Lick-Gバイバイごきげんよう!」
と完璧なライミングで裂固が優勝しました。
しかし、裂固はインタビューでその試合について、大会の雰囲気次第でLick-Gが優勝していてもおかしくなかったと語っています。
対戦した相手でもそう感じるほどの僅差だったんですね。
戦極MCバトル第15章 vs mol53
宮崎の強豪MC、mol53との対戦です。
mol53は3バース目で、
「韻を落とすことは簡単じゃねぇ、これはrhyme、難関だぜ、頭使え」
と戦極MCバトル史に刻むパンチラインを吐いて、会場を沸かせます。
対するLick-Gも、
「またもアティテュード、揺らすマグニチュード、各自中毒のフロウ」
と固い韻ながらも、独特の発声とフロウで応戦します。
結果は僅差ながらもmol53の勝利。
戦極MCバトル第15章では、宮崎出身でmol53と因縁のあるGADOROが決勝で待っていたため、お客さんの期待的にも、mol53に勝ってほしい気持ちが、結果に反映されたのかも知れません。
Lick-G(リックジー)の楽曲
Lick-G(リックジー)はバトルを引退して、音源に力を入れているので、是非チェックしてみて下さい。
そんなLick-Gの楽曲を紹介します。
Mellow Akira
Lick-G独特のフロウが光っている楽曲です。
「メロウアキラ」とは、連呼すると「アキラメロウ」となるため、言葉遊びも面白いですよね。
Trainspotting
KEN THE 390のレーベルから出した一曲です。
曲名の「Trainspotting」とは、同名の映画から撮っていて、その映画の登場人物ように、型破りな人生を送っても良いのではないかという気持ちを込めているようです。
まとめ
Lick-G(リックジー)は、、将来を期待される才能あふれるラッパーです。
バトルは引退してしまいましたが、音源に力を入れているので、ヤバい楽曲を待っていましょう。