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高校生ラップ選手権の出場者まとめ(第1回~第9回)

高校生ラップ選手権の画像

 

アナタは高校生ラップ選手権が好きですか?

 

 

2012年7月にスカパーのスタジオから始まった大会は、多くのビッグステージでも開催されるまでに成長し、数多くのスターを生み出しましたね。

 

 

今回は、そんな高校生ラップ選手権の出場者をまとめて見ようと思います。

 

 

また、出場者の中から、注目のラッパーをピックアップします。

 

 

えっ!あのラッパーも出場してたの!?

 

 

という驚きもあるので、ぜひチェックしてみてください

 

第1回高校生ラップ選手権:2012年7月23日

 

 

出場者(赤字が優勝者)

 

 

  1. LIL MAN
  2. 秋影
  3. K-九(現:T-pablow)
  4. DIABLO(現:YZERR)
  5. MC妖精
  6. CoRoN
  7. TAKA(現:Wily Wnka)
  8. LIL RUDY RUL

 

 

 

K-九(現:T-pablow)

 

川崎出身でBADHOPとしても活躍し、フリースタイルダンジョン初代モンスターを務めたT-Pablow(ティーパブロ)の画像

 

圧倒的なカリスマ性で、優勝したK-九(T-pablow)

 

この当時から押韻スキルはずば抜けていましたね。

 

T-pablowの優勝が高校生ラップ選手権の人気に火を付けたと言って過言ではないでしょう。

 

T-pablow(ティーパブロ)とは?BAD HOP(バッドホップ)の所属のラッパー

 

LIL MAN(リルメン)

 

当時、高校1年生ながらも決勝に進出したリルメン

 

地元の先輩であるT-pablowにリスペクトを込めつつ、自分らしいラップをカマしていました。

 

けだるげな声質がHIPHOP然としていてかっこよかったですね。

 

 

秋影(あきかげ)

 

ネットラップ出身の秋影

 

HIPHOP=不良のイメージだったが、優等生なオタクでもスキルが高ければ、不良にも勝てるんだと証明したラッパーです。

 

T-pablowとの試合は接戦で、T-pablow自身も負けを覚悟したと、Twitterで語っていました。

 

 

第2回高校生ラップ選手権:2012年10月22日

 

 

出場者(赤字が優勝者)

 

 

  1. LIL MAN
  2. TAKA(現:Wily wnka)
  3. MC妖精
  4. GOMESS
  5. Kay-on
  6. りぼん
  7. 寿将
  8. maru-ai

 

 

 

GOMESS(ゴメス)

 

ラッパーGOMESS(ゴメス)の画像

 

 

準優勝したゴメス

 

自閉症という障害を抱えながらもHIPHOPで自己表現をしている素晴らしいラッパーです。

 

韻を踏むために言葉をつなげるのではなく、本当に伝えたいことを吐き出すワードチョイスがめちゃくちゃかっこよかったです。

 

 

ラッパーのGOMESS(ゴメス)とは?自閉症を乗り越えて活躍する男

 

 

Kay-on(ケイオン)

 

見事優勝したKay-on

 

在日韓国人としてのアイデンティティをラップに昇華している、アーティストですね。

 

完成度の高いフロウと、ズルいともいえるダミ声の声質が、グルーブを生んでいるラップをします。

 

ゴメスとの決勝戦は、MCバトルを超えたドラマを感じさせてくれます。

 

TAKA(現:Wily Wnka)

 

ラッパーWILYWNKA(ウィリー・ウォンカ)の画像

 

現在は音源でHIPHOPシーンを牽引するWily Wnka

 

前回大会では実力を出せず、期待を背負って出場した今大会では、そのスキルの高さを発揮します。

 

特徴的な声と、ストリートなワードセンスで、会場を沸かせました。

 

 

ラッパーのWILYWNKA(ウィリーウォンカ)とは?所属する変態紳士クラブの楽曲は?

 

 

第3回高校生ラップ選手権:2013年3月23日

 

 

出場者(赤字が優勝者)

 

 

  1. TAKA(現:Wily wnka)
  2. GOMESS
  3. LEON
  4. MC☆ニガリa.k.a.赤い稲妻
  5. M-6PO
  6. DK
  7. HIBIKI
  8. HIYADAM
  9. DollarBill
  10. RACK
  11. 罰当
  12. Ry-lax
  13. LIL MAN
  14. MC妖精
  15. dodo
  16. MYIYU

 

 

 

 

HIYADAM(ヒヤダム)

 

ラッパーHIYADAM(ヒヤダム)の画像

 

優勝したHIYADAM

 

圧倒的な実力で優勝まで駆け抜けた印象です。

 

高校生とは思えない完成したフロウと、クールなバイブスで、会場を盛り上げて、また新しい潮流を生みました。

 

ラッパーのHIYADAM(ヒヤダム)とは?高校生ラップ選手権優勝者

 

RACK

 

京都出身のラッパーRACK(ラック)の画像

 

 

BEST4でHIYADAMと熱戦を繰り広げたRACK

 

予選大会では、その押韻スキルから1位通過をして、優勝候補とされていたRACKですが、その実力が本物であることを証明しました。

 

HIYADAMに勝っていれば間違いなく優勝でしたね。

 

 

MC☆ニガリa.k.a.赤い稲妻

 

高校生ラップ選手権で活躍し、フリースタイルダンジョン完全制覇の偉業を達成したラッパー MCニガリの画像

 

今では、MCバトルを代表するラッパーであるニガリ

 

第3回大会が初出場でした。

 

紹介VTRでは、おじいちゃんの話がメインで、完全なネタキャラだと思っていましたが、GOMESSを倒す番狂わせを起こしました。

 

この勝利からニガリの快進撃がスタートしたんですね…!

 

ラッパーのMCニガリとは?フリースタイルダンジョン完全制覇したラッパー

 

 

第4回高校生ラップ選手権:2013年9月21日

 

 

出場者(赤字が優勝者)

 

 

  1. RACK
  2. HIBIKI
  3. KDT
  4. 3Tani
  5. DK
  6. MC☆ニガリa.k.a.赤い稲妻
  7. 72
  8. HIYADAM
  9. 罰当
  10. EINSHTEIN
  11. D-regill
  12. LEON
  13. Weny(現:weny dacillo)
  14. T-Pablow
  15. かしわ
  16. りぼん

 

 

 

T-Pablow(ティーパブロ)

 

第4回大会はT-Pablowのための大会でした。

 

それほどまでに圧倒的な実力とカリスマ性で会場をロックしていましたね。

 

めちゃくちゃカッコよかったので、この時期から本格的に人気コンテンツになった印象です。

 

 

かしわ

 

BEST4でパブロと対戦した、かしわ

 

かしわもネタキャラ枠だと思っていましたが、選手権にはいない、レゲエスタイルを得意とするMCだったので、会場を盛り上げましたね。

 

一気に人気ラッパーになりました。

 

自身でレーベルも主催するなど、その実力は折り紙付きですね。

 

Weny

 

最も印象的なバトルをしたWeny

 

ティーパブロのオーラに威圧されたのか、ラップがしどろもどろになってしまったことからネットで話題になりました。

 

高校生ラップ選手権では、人気ラッパーになる可能性がある一方、1回のミスが命取りになることを教えてくれました…。

 

第5回高校生ラップ選手権:2014年4月14日

 

 

出場者(赤字が優勝者)

 

 

  1. かしわ
  2. DK
  3. S-MA BI$KET
  4. MC☆ニガリa.k.a赤い稲妻
  5. Ry-lax
  6. LENA-K
  7. RACK
  8. YZERR
  9. りぼん
  10. ALI
  11. 罰当
  12. X
  13. えいとふぉー
  14. EINSHTEIN
  15. T-Pablow
  16. Weny

 

 

 

 

YZERR

 

優勝したYZERR

 

第一回大会では、正直、実力不足感が否めませんでしたが、相当な練習をしてきたのか、かなりスキルアップしていましたね。

 

今考えると、ネタ臭い部分はありますが、その当時は、会場をロックしていたので、それが全てでしょう。

 

 

RACK

 

準優勝したRACK

 

3回めの出場となる本大会では、悲願の決勝進出となりましたが、優勝には、一歩届きませんでした。

 

個人的に好きなタイプのMCなので、悔しかったですね。

 

 

EINSHTEIN

 

高校生ラップ選手権で活躍した言xTHEANSWER (ユートゥザアンサー)の画像

 

 

絶対的な優勝候補とされていたT-Pablowを破ったEINSHTEIN

 

前回大会でも、HIYADAMを破るなど、優勝候補キラーとして大会を盛り上げました。

 

聞き取りやすいラップと、的確なライミングで、会場の空気を持っていきましたね。

 

第6回高校生ラップ選手権:2014年10月4日

 

 

出場者(赤字が優勝者)

 

 

  1. MC☆ニガリa.k.a 赤い稲妻
  2. 言×THE ANSWER
  3. RACK
  4. じょう
  5. Rude-α
  6. M-6PO
  7. MC frog
  8. SLEAZY
  9. S-MA BI$KET
  10. Kakky,
  11. LEON a.k.a 獅子
  12. えいとふぉー
  13. ILLBUSTA
  14. TOSHIKI
  15. SALVADOR
  16. SNOZZZ

 

 

 

 

MC☆ニガリa.k.a 赤い稲妻

 

 

4回目の出場で、悲願の優勝を果たしたニガリ

 

高校生ラップ選手権の人気を更に高めたラッパーであることは間違いないですね。

 

この年には、UMB東京予選を制覇して、最もバイブスが熱かった時期でしょう。

 

 

 

Rude-α(ルードアルファ)

 

ラッパーrude-α(ルードアルファ)の画像

 

 

メジャーデビューも果たしたアーティスト、ルードアルファ

 

MCバトルのイメージがない人もいるかも知れませんが、この大会では、決勝まで進出しています。

 

多彩なフロウと、ユニークなキャラで大会を盛り上げました。

 

ラッパーのRude-α(ルードアルファ)とは?【オオカミちゃんには騙されない】に出演していたイケメン?

 

 

言×THE ANSWER

 

高校生ラップ選手権で活躍した言xTHEANSWER (ユートゥザアンサー)の画像

 

高校生ラップ選手権の顔の1人である、アンサー

 

この大会が初出場で、高校1年生でした。

 

優勝したニガリとは延長に及ぶ均衡した試合となり、その実力の高さを示しました。

 

第7回高校生ラップ選手権:2015年3月29日

 

 

出場者(赤字が優勝者)

 

 

  1. MC☆ニガリa.k.a 赤い稲妻
  2. ANATOMIA
  3. 言xTHEANSWER
  4. EINSHTEIN
  5. Icerey
  6. S-MA BISKET
  7. MC Rey
  8. Rude-α
  9. KY-7
  10. SLEAZY
  11. Jua
  12. SNOZZZ
  13. Y-HONET
  14. RACK
  15. Salvador
  16. Willy Wonka a.k.a TAKA

 

 

 

 

 

MC☆ニガリa.k.a 赤い稲妻

 

この大会で史上初の2連覇を達成したニガリ

 

2014年の年末にはUMB本戦でも、その実力を発揮していましたね。

 

圧倒的な実力と、バイブスで最後の大会を優勝で終えました。

 

 

Willy Wonka a.k.a TAKA

 

TAKAがWilly Wonkaに名前を変えて、帰ってきました。

 

カリスマ性とラップスキルに更に磨きをかけ戻ってきたTAKAは、一回戦目のRACK戦で、大会屈指のベストバウトをして、会場を味方につけました。

 

アンサー戦では、不完全燃焼感はありましたが、大会を盛り上げたMCの1人でしょう。

 

 

 

RACK

 

ニガリと並んで最多出場となるRACK

 

上述したように、TAKAと高校生ラップ選手権史に残るベストバウトをしました。

 

ENTERや戦国MCバトルで、好成績を残していたので、ニガリと並んで優勝候補筆頭でしたが、残念な結果となりました。

 

 

 

第8回高校生ラップ選手権:2015年9月19日

 

 

出場者(赤字が優勝者)

 

 

  1. 言xTHEANSWER
  2. HAZARD
  3. ANRI
  4. MCRey
  5. ヒースポイ
  6. ILL-C
  7. KY-7
  8. MCマロン
  9. Luiz(現:Luiz Alves)
  10. SLEAZY
  11. Small fish
  12. Lick-G
  13. DOPEMAN
  14. LEON a.k.a獅子(現:leon fanourakis)
  15. 三日月
  16. Salvador

 

 

 

 

LEON a.k.a獅子(現:leon fanourakis)

 

ラップスタア誕生でも優勝して、音源でもシーンを引っ張るLEON

 

下馬評では、アンサーやリックジーが圧倒的な優勝候補でしたが、大会では実力を発揮して優勝しました。

 

フロウとビートアプローチ、声質などは、群を抜いてイケていたので、納得の結果ではありますね。

 

 

 

Lick-G

 

ラッパーLick-G(リックジー)の画像

 

 

フリースタイルダンジョン完全制覇をしたリックジー

 

高校1年生ながらも、その実力から優勝候補として名前が上がっていました。

 

調子が出なかったのか、三日月に負けてしまいました。

 

実際には、高度なサンプリングに観客が反応できていなかった感は否めないので、可哀想でしたね…。

 

ラッパーのLick-G(リックジー)とは?フリースタイルダンジョン完全制覇者

 

 

DOPEMAN

 

初出場したDOPEMAN

 

その名の通りに、DOPEなスタイルで、会場を盛り上げましたね。

 

優勝候補だったユートゥザアンサーと延長戦を戦い、インパクトを残しました。

 

 

 

第9回高校生ラップ選手権:2016年4月2日

 

 

出場者(赤字が優勝者)

 

 

  1. APELIL
  2. Lick-G
  3. 三日月
  4. R’kuma
  5. 写楽
  6. 裂固
  7. DOPEMAN
  8. イボころり
  9. 黒さき海斗
  10. LEON a.k.a 獅子(現:leon fanourakis)
  11. $anta(現:SANTAWORLDVIEW)
  12. ちゃんみな
  13. Rei©︎hi
  14. W1NG
  15. G-Yard
  16. ILL-C

 

 

 

 

 

裂固(れっこ)

 

岐阜県出身でフリースタイルダンジョン2代目モンスターとしても活躍したラッパー裂固(れっこ)の画像

 

フリースタイルダンジョン2代目モンスターの裂固

 

初出場の本大会で、完璧ともいえる完成度のラップで優勝しました。

 

フロウはリックジーに軍配が上がりますが、押韻スキルは、歴代の出場者の中でもトップクラスの仕上がりでしたね。

 

個人的に、この大会はハイレベルだったと、思っています。

 

ラッパーの裂固(れっこ)とは?フリースタイルダンジョン2代目モンスター

 

Lick-G

 

前回大会で悔しい結果となったLick-G

 

KOKで呂布カルマと再々延長にもおよぶ死闘を繰り広げたこともあり、圧倒的な優勝候補として本大会に臨みました。

 

決勝の裂固戦でも、持ち前のフロウを遺憾なく発揮しましたが、この日の裂固の仕上がり具合は異常だったので、惜しくも優勝を逃す結果となりましたね。

 

G-Yard

 

高校生最後の年で初出場したG-Yard

 

当時すでに、茨城県を代表するHIPHOPクルーOMEGAH MEWTEEZ(オメガミューティーズ)に所属しており、その高いラップスキルを見せてくれました。

 

BEST4の裂固戦でも善戦しましたが、一歩届きませんでしたね。

 

 

 

まとめ:伝説はT-Pablowから始まった

 

 

やはり、高校生ラップ選手権の最大の功労者はT-Pablowでしょう。

 

第1回大会の成功がなければ、その後の大会はなかったでしょうし、第4回大会では、そのカリスマ性で更にムーブメントを起こしてくれました。

 

その後は、ニガリやアンサー、リックジー、裂固などの人気MCたちがそのバトンを引き継いでいった印象です。

 

 

ここまで見てくれてありがとうございました。

 

記念すべき第10回大会は、別記事で紹介したいと思います。