アナタは高校生ラップ選手権が好きですか?
2012年7月にスカパーのスタジオから始まった大会は、多くのビッグステージでも開催されるまでに成長し、数多くのスターを生み出しましたね。
今回は、そんな高校生ラップ選手権の出場者をまとめて見ようと思います。
また、出場者の中から、注目のラッパーをピックアップします。
目次
第10回高校生ラップ選手権(2016年9月26日)出場者
出場者(歴代王者)
T-PABLOW(第1回&第4回)
YZERR(第5回)
MC☆ニガリa.k.a.赤い稲妻(第6回&第7回)
LEON a.k.a.獅子(第8回)
裂固(第9回)
出場者(投票)
言×THE ANSWER
RACK
Lick-G
ANATOMIA
写楽
Rude-α
EINSHTEIN
Icerey
じょう
Ry-lax
R’kuma
結果は、まさかのまさか、じょうの優勝。
投票結果でも、最下位で、期待度が低かったにも関わらず、武道館という大舞台で観客の心を掴む、スキルの高さとバトルの強さを発揮しましたね。
人気や知名度だけでなく、純粋なバトルの強さで勝敗が決まったガチ感が、高校生ラップ選手権のさらなる人気に火を付けたのではないでしょうか。
ベストバウト
では、個人的なベストバウトを3試合紹介します。
言×THE ANSWER vs Ry-lax
北海道対決となる2人の対戦でした。
アンサーとリラックスは、UMB2014 旭川予選の決勝でも対戦しており、その時はリラックスが圧勝しました。
この敗北がキッカケで、アンサーは高校生ラップ選手権出場を決意したという、因縁の対決。
また、第10回大会の初戦ということもあったので、会場は緊張感に包まれていましたが、その雰囲気を一変させるほどの盛り上がるバチバチな試合となりました。
この試合の盛り上がりがあったからこそ、第10回大会の成功があったと言っても過言ではないでしょう。
MCニガリ vs Rude-α
第6回大会の決勝で戦った2人が、再度対戦しました。
プライベートでも親交がある2人であり、お互いにリスペクトしているため、ディスり合いではなく、ピースな試合になります。
バチバチな試合が多かった、第10回大会では異質ではありながらも、最も感動する試合となりましたね。
高校生ラップ選手権の歴史を知っているからこそ、ニガリの成長や人間性には心に来るものがありますよね…。
じょう vs T-PABLOW
まさか決勝がこのカードになるとは、誰もが予想できなかったのではないでしょうか。
過去大会で圧倒的勝利をして、フリースタイルダンジョン初代モンスターにも抜擢され、絶対的な優勝候補として、順当に勝ち抜いてきたT-PABLOW
投票でも最下位で期待値が低いながらも、その押韻スキルの高さと、バチバチなバイブスで会場をロックして勝利してきた、じょう
両者の戦いは、スタイルの違った押韻対決になりましたが、4・8小節でインパクトのある韻を踏む、じょうが完全に会場の空気を支配しました。
結果は、じょうの優勝
お客さんもドラマを見たかったので、この日の主人公は、じょうとなったのではないでしょうか。
まとめ:MCバトル史上最大の下剋上が起きた大会
第10回高校生ラップ選手権は、歴代王者と人気投票で選抜されたMC、16名が集まった大会だけに、史上最高レベルの実力と華がある大会でした。
また、無名のラッパーが、地上波TVにも出ている人気ラッパーを倒すという最大の下剋上が生まれたのも、ドラマのようでしたね。
全体的な高校生ラッパーのスキル水準は、年々上がってきている印象ですが、第10回大会を超える大会を開催するのは難しいのではないでしょうか。
第10回大会のメンバーを超える若手ラッパーが出てくることを期待しましょう。