MCバトルが好きな、そこのアナタ、00世代のラッパー韻マンを知っているでしょうか?
第15回高校生ラップ選手権にて、彗星のごとく現れて、オリジナリティ溢れる押韻で、一躍人気ラッパーになりました。
今回は、そんな韻マンを紹介していきます。
追記(2020/02/19)
韻マンがフリースタイルダンジョンに出場しましたね!
特殊なタイプのMCなので、審査員の反応が心配でしたが、ぶち上げてくれましたね。
IDには負けてしまいましたが、楽曲制作にも力を入れる発言があったので、今後も楽しみです。
目次
韻マン(いんまん)とは?ラップの特徴は?
韻マンは、2001年大阪生まれで、第15回高校生ラップ選手権初出場でBEST4の戦績を持つ、00世代のラッパーです。
00世代とは、百足(むかで)、藤Koos(ふじこーす)、ONO-D(おのでぃー)など、2000年生まれの学年を総称して、00(ゼロゼロ)世代と呼ばれております。
韻マンのラップスタイルは、その名の通り、押韻を重視しています。
ただ、彼の押韻は他のラッパーと違い「語感踏み」と呼ばれています。
語感踏みとは、通常の押韻である母音を全て揃えて踏むのではなく、「語感が似ているから、なんか踏めている」というもので、韻マンオリジナルの韻がたくさんあります。
韻マン(いんまん)の主なバトルの戦績
韻マンは第15回高校生ラップ選手権 BEST4 第16回高校生ラップ選手権BEST8、凱旋MCバトル 秋の陣では、晋平太、SAM(サム)とチームを組んで優勝しています。
晋平太のYou Tubeチャンネルに大会に向けての練習風景がアップされていますが、韻マンの踏む韻が長すぎて、後ろの人がその韻を拾いきれない様子が映されています。
大会では、晋平太・SAMのトップレベルのバトルMCにも引けを取らない活躍を見せていたので、今後の成長次第では、大きな大会で結果を出すMCになるかも知れませんね。
韻マンの【韻】
ここでは、韻マンが踏んだ特徴的な韻を紹介します。
「適当心に来ねえしもしくはボイスメッセージ、韻に特化しすぎちゃったホメオティック遺伝子」
「延長線上 楽しんでいくぜ まるでそう 伝説ポケモン してくだけ そう 永遠のゼロ 轢き殺します 泉北高速鉄道」
「韻マン先陣シルバーズレイリー軽く首飛ばしちゃう緋村剣心雑魚掻っ捌いてビーフハンバーグステーキOSKの新型核兵器」
韻マンは普段から、図鑑や百科事典を参照して、韻を発掘しているようですが、それにしてもフリースタイルで、これだけの韻を量産するのは、頭の中がどうなっているのか気になりますよね(笑)
韻マン(いんまん)のベストバウト
韻マンは韻に特化していてアンサーを返す気がないので、会話が噛み合わないことも多々あります。
そんな韻マンのベストバウトを紹介します。噛み合わなさも注目して下さい。
戦極MCバトル 第20章 vs GOMESS
高校生ラップ選手権初期の人気ラッパーGOMESSとの対戦です。
相手をディスらずに対話に持ち込むタイプのGOMESSと、相手へのアンサーは一切無視で韻を踏みまくる韻マンの対戦だったので、どうなるのか予想も付きませんでした。
GOMESSは、韻マンが韻を踏む過程で、同じ言葉を2回言ったり、接続詞がおかしくなっている矛盾点を的確について、会場を盛り上げます。
劣勢かと思われた韻マンは3バース目では、
「毎回フロウがどうこうって、メンヘラかよ、嘘やろ、内容オールクソ雑魚って、ちゃんとやれやプロやろ」
と、文脈が通った韻を踏みます。
結果はGOMESSの勝利となりましたが、相手へのアンサーも返しつつ韻も踏むという韻マンの進化が見られました。
第15回高校生ラップ選手権 vs百足
同じ00世代、代表格の百足(むかで)との対戦です。
百足は会場のお客さんに対して、「帰る頃にはコイツの踏んだ韻覚えていないぜ」と的確なディスで盛り上げます。
この発言にたいして韻マンは、
「覚えてないぜ、ウォーリーを探せ、もしくは極真空手、ボコボコ毒入れるコモドオオトカゲ、客も覚えてるよ、ほんのちょっとだけ」
と恐ろしい完成度の韻を踏みますが、結果は延長の末に百足に敗れてしまいます。
まとめ:韻マン(いんまん)はその名に恥じない押韻スペシャリスト
韻マンは、その名に恥じない、韻に特化したMCです。
バトルセンスと、オリジナルな韻は唯一無二なので、今後の成長では、ビッグタイトルの獲得も現実味があります。