MCバトルが好きなアナタ、ラッパーのHIDADDY (ヒダディー)を知っていますか?
大阪で一二三屋(ひふみや)というセレクトショップを営んで、若手ラッパーの面倒をみている文字通りダディーですね。
今回はそんなHIDADDY (ヒダディー)について紹介します。
目次
HIDADDY (ヒダディー)のプロフィール
本名 | 肥田直幸(ひだ なおゆき) |
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年齢 | 40歳(現在2019/12/20) |
出身 | 大阪府 |
バトル戦績 | UMB2008 BEST4 |
所属 | 韻踏合組合 |
HIDADDYは、韻踏合組合の一員として、日本語ラップの創設期から活躍しているレジェンドラッパーです。
大阪アメ村に構える、自身が代表を務めるセレクトショップ「一二三屋(ひふみや)」では、CIMAやWILLYWNKAなどのラッパーが社員として働いていたように、数々の関西の若手ラッパーの面倒をみているという面も持っている。
また、『ヒダディー ひとり旅』という、全国各地を周り、KREVA、ZEEBRA、般若ら多くのラッパーとフリースタイルセッションをおこなうという企画を実施したこともある。
主なバトルの戦績
HIDAは、UMB2005、2008でBEST4の戦績を持ち、フリースタイルダンジョンでもチコカリートやサイプレス上野を破り、R指定ともバトルした、実力派のMCです。
UMB2005から2008の4年連続で本戦に出場しており、同じ大阪では、R指定が5連続出場をするまでは、最多記録を誇っていました。
また、UMB2006のFORK戦は、未だにUMB伝説の試合として数多くのファンから語り継がれています。
2人ともに押韻を重視しているラッパーなので、現在のバトル水準で見てもハイレベルな韻の踏み合いがみられます。
ベストバウト
上述したFORK戦も含むベストバウトを紹介します。
UMB 2006 vs FORK
フリースタイルダンジョンモンスターとしてお馴染みのFORKとの伝説のバトルです
2人の試合は、押韻合戦となります。踏みまくって気持ち悪いくらいです(笑)
しかも、ネタではなく、相手の言った言葉を拾いつつ、拾ったワードで連想しながら、韻を踏んでいくのは、もはや神業です。
HIDADDYが言った、
「フォークの横は、マイクじゃなくてナイフだろ」
に対して、
「手振るバカに、分からしてやる、テーブルマナー」
のアンサーは鳥肌モノです。
THE罵倒2015 《THE罵倒CYPHER》 vs 晋平太
フリースタイルダンジョン完全制覇した晋平太との対戦です。
バトル黎明期から活躍する2人の対戦は、リスペクトも含みつつの押韻勝負になりました。
このバトルの見どころは、HIDADDYのライム読みでしょう。
晋平太がキックした、
「心を込めて、まるでお歳暮、変わんねぇだろ、俺も、おめぇも」
「俺もお前と一緒だぜ、feel so good、ちゃんと合わせてくれよな、2人で作り出す、これが、いい勝負」
バースに対して、完璧なライム読みを披露します。
ただ、2つ目のライム読みに関しては、「合わせてくれよな」と発言しているので、晋平太が誘導しているのかも知れません。
どちらにせよ、押韻職人2人らしいバトルとなりました。
HIDADDY (ヒダディー)の楽曲
HIDADDYは自身のショップ一二三屋で、全国各地のラッパーのCDを仕入れているため、音楽の造詣が深いです。
そんなHIDAの楽曲を紹介します。
未だに夢がある
ドリーミーなビートに、HIDAの独特なワードセンスが光っています。
ストリートIQの高いHIDAだからこその歌詞が良いですよね。
一網打尽
バトルビートでもよく使われています。
第9回高校生ラップ選手権 決勝 Lick-G vs 裂固や、フリースタイルダンジョン peko vs 般若で使われております。
また、RemixではSHINGO★西成、漢 a.k.a GAMI、NORIKIYOと豪華なメンバーが出演しています。
まとめ
HIDADDY(ヒダディー)は、レジェンドでありながら、後輩のフックアップを熱心に行っているHIPHOP業界に貢献しているラッパーです。
HIDAのおかげで、今のWILLYWNKAがありますもんね。
審査員や司会者としてバトルイベントに立つことが多いですが、またフリースタイルダンジョンなどでも活躍を見たいですね。