MCバトル

ラッパーのチプルソとは?大阪のレジェンドラッパー

ラッパー チプルソの画像

 

バトルが好きなアナタは、ラッパーのチプルソを知っていますか?

 

今から10年ほど前にMCバトルで活躍した大阪出身のラッパーで、UMB2011 大阪予選の決勝ではR指定と熱戦を繰り広げました。

 

ただ、残念なことにすでにバトルは引退しています。

 

今回はそんなチプルソを紹介していきます。

 

チプルソのプロフィール

 

本名 調査中
年齢 33歳(現在 2019/12/16)
出身 大阪府
バトル戦績 戦極MCバトル第5章 優勝
所属

 

チプルソは大阪府出身で、作詞|作曲|マスタリングなど全て自身でプロデュースしたアルバムをリリースするなど、マルチな才能を持っているラッパーです。

 

そんな彼の音楽のルーツは、引きこもりだった小学校6年生の時に、Kinki Kidsが吉田拓郎にギターを教わる場面を目にしたことがきっかけで、毎日6時間におよぶギターの猛練習を開始したようです。

 

その後20歳の時に友人からフリースタイルラップとHIPHOPを紹介され、以降5.6時間の独学に励みました。

 

このエピソードから、チプルソは1つのことにのめり込んで集中する、天才肌の人物であることが伺えますね。

 

また、現在のチプルソは、

クラシック・ギターを弾きながらヒューマンビートボックスを刻み、MPCでサンプリングを並行して行った上でラップを乗せるという”No DJ 1MC”スタイルで知られる

-Wikipedia 引用

といったように、オリジナルなライブを披露しています。

主なバトルの戦績

 

チプルソは戦極MCバトル第5章優勝、UMB2011 BEST4の戦績を持っています。

 

戦極MCバトルでは、晋平太やTK da 黒縁、SIMON JAPなどの強豪MC達を倒していますね。

 

現在はバトルを引退しておりますが、戦極MCバトルを主催するMC正社員は、もう一度大会に出て欲しいラッパーとしてチプルソの名前を挙げています。

 

チプルソのラップスタイルは、大阪仕込みの押韻主義で、誰も踏まないようなオリジナルな韻を踏みます。

 

その完成度からネタではないか?と言われていますが、上述した練習時間を考えると、ストックした膨大なリリックを即興で出していると考えて良いでしょう。

 

また、GADOROはチプルソのスタイルに憧れていたため、一時期はチプルソのモノマネと言われていましたね。

 

真似されるほど、チプルソのスタイルは個性的だったということでしょう。

ベストバウト

 

そんなチプルソのベストバウトを紹介します。

 

戦極MCバトル第5章 vs SIMON JAP

 

 

ストリート色が強いラッパーである、SIMON JAPとの一戦です。

 

チプルソはワンバース目から

 

「俺のラップはゴージャス、こいつのラップは不合格、見失ってるぜ方角、性格は性悪

 

「wack討伐道楽、客は総立つ、焼き付けろ網膜、やるか俺のコーラス

 

と、気持ち悪いくらい韻を踏んでSIMONを攻撃します。

 

 

対するSIMON JAPも、

 

「韻踏めば勝てると思ったら大間違い、俺は評価しない消化試合ならいらねぇ、ネタの披露会なら、希望ない明日」

 

と、チプルソの完成度の高いラインを逆手に取った見事なバースを蹴ります。

 

しかし、チプルソも最終バースで、

 

wackなSIMON、あっちのSIMONの方がカッコいいね

 

 

と同名のラッパーのほうがイケていると痛烈なディスをカマします。

結果は、チプルソの勝利。

 

戦極MC バトル 第1章vs 黄猿

 

 

下町のフロウ巧者、黄猿との一戦です。

 

ノリが良いビートだったので、黄猿有利かと思われた試合でした。

 

 

チプルソは、

 

「心を掻っ切る孤独な魔物だ、コイツは雑魚キャラの野々村真だ」

 

「駆け引きを学べよ、カイジ読んだん?コイツのムーブ、どうせ他力本願

 

「辛口のディスまるで、モルト・ウイスキー、甘口のギャグ、まるで、ウォルト・ディズニー

 

とチプルソオリジナルなライムで沸かせます。

 

 

対する黄猿は、

 

カイジ?気にせずライミング、遊ぶだけタイミング合わせるだけ、それだけだし」

 

とリズミカルかつ韻を踏んで会場を盛り上げました。

 

拮抗した試合は、延長になります。

 

チプルソの楽曲

 

チプルソは、作詞・作曲・マスタリングなど全て自身でこなしたり、ギターでフリースタイルしたりと、音楽センスが抜群です。

 

そんなチプルソの楽曲を紹介します。

傷だらけのB-BOY-【綴り】

 

 

優しくも悲しげなビートに、リリシストなチプルソの美しい歌詞がマッチしたラブソングです。

バトルの印象とは打って変わって、柔らかい楽曲ですね。

 

HOT COFFEE feat.鎮座dopeness

 

 

チルいビートに、鎮座DOPENESS、韻シストとチプルソが乗っかります。

チプルソの気だるげなバースが、クールです。

休日の朝にベランダでコーヒーが飲みたくなる曲ですわ。

まとめ

 

チプルソは、1つの事を追求する職人肌のラッパーです。

すでにバトルは引退してしまいましたが、フリースタイルダンジョンやUMB・KOKなどの舞台で見てみたいMCです。