アナタはMCバトルは好きですか?
様々な大会がありますが、今回は戦極MCバトル第10章のベストバウトを紹介したいと思います。
戦極MC バトル(センゴク エムシー バトル)とは?
戦極MC バトル(センゴク エムシー バトル)は、主催がMC正社員、ホストMCが八文字で行われている大会です。
大会は〜章と数え、現在は20章目となります。
本選と予選に分けて開催しており、本選は計32名、または64名で開催。
主催者サイドが選抜したMCと予選を勝ち上がったMCで行われています。
国内最大規模のMCバトルイベントで、なんといっても人気・実力派のMCが多数出場するのが特徴的でしょう。
ベストバウト
戦極第10章は、2014年10月に開催された、32MCがトーナメントで対戦した大会です。
出場者は、晋平太、DOTAMA、サイプレス上野、SIMON JAP、GIL、mol53などの強豪MCが揃いました。
また、晋平太が久々のバトル復帰ということで、現役世代にどんなバトルをするのかが、注目される大会となりました。
そんな誰が優勝してもおかしくない大会のベストバウトを紹介します。
YouTubeに存在するバトルはリンクを貼るので、気になったらご覧ください。
黄猿 vs CHICO CALITO
フロウ巧者の2人がメロディアスなビートで対戦します。
黄猿が巧みなビートアプローチをして「微妙 微妙 異論 奇妙 死亡 しちゃうのはCHICO それだけだろ」と聴き心地良いバースを蹴ります。
対するCHICOも「C-H-I-C-O戦極10章乗り込んで来たぞ I don’t care、才能ねぇ、nightmare、俺がここでかます 愛と平和」と独特なフロウに乗りながらも、固く韻を踏んでいきます。
お客さんの判定は割れますが、ジャッチにより、黄猿が勝利します。
勝利した黄猿も、CHICOを称える一戦でした。
NAIKA MC vs呂布カルマ
UMB2016の決勝もカードが、ここでも実現していました。
この試合は完全なるスタイルウォーズになりました。
呂布カルマは、NAIKA MCが前の試合で倒したサイプレス上野の衣装を着て登場したことに対して、「負けたMCの衣羽織る、勝つ気がないように見えるがどうだ」と、NAIKA MCのスタイルをリリカルにディスります。
NAIKA MCは「クールにやるなら、ホットにやる、スタイルウォーズで現場叩き出す」とあくまで自分のスタイルを崩さないで、勝負しました。
完全に評価が別れたバトルでしたが、NAIKA MCが勝利しました。
晋平太vs TK da 黒縁
古くから親交がある2人でしたが、TKが試合前の握手をあえて拒否するなど、バチバチの展開になりました。
TKは、バトルだからといって、無駄なあら捜しをして、ディスり合うことに疑問を持ち、スキル勝負で勝ち負けをつけるスタイルで戦っていました。
対する晋平太も無駄にディスることはしないで、TKとの対話をするためにラップをしつつも、固い韻を踏んでスキルを魅せました。
両者譲らない戦いとなり、延長に突入します。
延長では、TKがバトルを引退してUMBの司会をしている晋平太に疑問を投げかけます
。
対する晋平太は、
「視界を広く持てよ。俺は期待に答える。俺が司会しかしてなかったら、仕返しして、見返してみろよ」
とガチガチの韻で、意味の通った会話を成立させるスキルをみせて、勝利しました。
NAIKA MC vs晋平太
こちらもUMB2011の決勝で当たったカードです。
プライベートでも、親交が深く、仲良い2人が感動的なビートに乗って闘いました。
やはりここでも、NAIKA MCは、晋平太が司会のみでバトルに参戦していなかった部分をつきます。
「お前の司会はいい、認める、でも、テメエはバトルMCでなんぼだと俺は思う」とディスではなく、本音をぶつけます。
対する晋平太も熱いバイブスで、最後のバースでは、「お前は本物だぜ、俺も心からしか喋らねぇ、だが俺も本物だぜ」と韻にこだわらずに、本音をぶつけました。
結果は晋平太の勝利。試合後に、2人は笑顔で握手をします。
まとめ
YouTubeにアップロードされている動画を中心にベストバウトを紹介しました。
DVDには、この他にもベストバウトが多くあるので、大会の雰囲気が面白いと感じた人は、チェックしてみて下さい。