高校生ラップ選手権が好き、MCバトルが好きなアナタは、百足(むかで)という名前を聞いたことがありませんか?
第15回高校生ラップ選手権で、初出場で初優勝をした若手のラッパーです。
様々なバトルイベントや、音源でも活躍する百足(むかで)を紹介していきます。
目次
百足(むかで)とは?
百足(むかで)は、2000年生まれで、第15回高校生ラップ選手権 優勝,SCHOOL OF RAP 2018開幕戦 優勝といる戦績で、若手トップレベルの実力を誇るラッパーです。
名前の由来は、「気持ち悪い名前ならインパクトがあって、みんな覚えてくれると思った」と、本人が語っています。
2000年生まれのラッパーは00(ゼロゼロ)世代と呼ばれ、バトルMCの黄金世代として各大会で活躍しています。
主な00世代のメンバーは、Ono-D、藤Koos 、韻マン、HARDY、Core-Boyなど、豪華なMCが揃っています。
スタイルが良く、華のあるルックスのため、女性人気も高いMCです。
また、自身でアパレルブランドに携わるなど、若手ラッパーのファッションアイコンとしても活動している、マルチな才能の持ち主です。
主なバトルの戦績
第15回高校生ラップ選手権 優勝、MRJ 00世代編 優勝,SCHOOL OF RAP 2018開幕戦 優勝と若手の大会で好成績を残しているMCです。
バトルスタイルは、最新のUSビートにも合わせられるトレンド感あるフロウと、要所で決めてくる、ハイレベルな押韻が特徴的です。
また、戦極MCバトルなどの大きな大会でも活躍しているので、UMBやKOKといった大会で百足(むかで)の姿が見られる日もあるかも知れません。
ベストバウトは?
そんな百足のベストバウトを2つ紹介したいと思います。
凱旋 東西選抜 春ノ陣 vs 藤Koos
同じ00世代で、プライベートでも仲の良い、藤Koos(フジコース)とのバトルです。
実は、前日の高校生ラップ選手権の決勝と同カードがこの日の初戦で行われました。
百足はワンバースから、「スキルが急降下、おまたせ俺、選手権優勝者」と会場が盛り上がるラインを吐きました。
また、この試合でバトルの第一線から退くと宣言していた藤Koos、に対して、「させない悪夢の再現、何年たっても俺らはマイメン」と感動するリリックで締めました。
戦極MCバトル第18章 vs D.D.S
Zepp DiverCityでおこなわれた、戦極MCバトル第18章で、沖縄のベテランMCであるD.D.Sと対戦しました。
大きな会場でも臆することなく、いつも以上の実力を発揮した百足が会場を盛り上げます。
しかし、経験のあるD.D.Sが百足が言った、「老若男女」という言葉から「老はいない、ここは男女(なんにょ)、俺たち、何妙法蓮華経」と気持ち良いフロウでバースを蹴り、勝利します。
この後に、D.D.SがAbemaTVの音楽番組で百足を招いて、セッションするなど交流が生まれています。
百足の楽曲は?
百足は若手の中でも音源制作に力を入れており、様々な楽曲を出しています。
そんな、百足の曲を2つ紹介します。
FREEDOM
疾走感のあるギターから始まる曲は、人気ロックバンドのようなイントロから始まります。
百足も自身の音楽ルーツをパンクロックと言っているので、爽やかなこの曲はとてもマッチしています。
SCREAM feat LEM
この曲は爽やかなHIPHOPサウンドで、また違った魅力を魅せてくれます。
同じ田町出身のLEMとコラボしており、晴れた日に聴きたい一曲となっています。
百足(むかで)は第13回高校生ラップ選手権に出場予定だった?なぜ出なかったのか?
百足は第13回高校生ラップ選手権に出場予定だったという、噂がありました。
ことの真相はどうなのでしょうか?
実際にWEBメディアのインタビューにて百足自身が、こう語っていました。
百足:13回、14回も受けていて、13回に関しては受かっていたのに諸事情で出られなくなった。14回はリスナーが”百足を出せ”みたいな感じだったんですけど出してくれなくて。期待されてる人って受かんないみたいな、訳のわからない何かの意図みたいなのがあって13回と14回は出られなくて、やっと15回で獲ったみたいな。元々は13回、14回に出てた奴より有名だったんですよ、MCバトルでは。その前にも「00世代王者決定戦」みたいな大会で優勝していたんで。だから15回で初出場なのに風格があったみたいな。
詳しい諸事情までは、調べられませんでしたが、実際に出場予定であったことは確かでしょう。
ただ、結果的に、(年齢制限的に)最後の大会で初出場で初優勝というドラマチックな展開になったのは、ラッパーとして持っていると思います。
まとめ
百足(むかで)は若手ラッパーの中で、抜群のバトルセンスと楽曲のカッコよさを持っています。
今後は、HIPHOPシーンを牽引する存在になるかも知れないので、気になった人は、今のうちからフォローしてみましょう。